緊張した面持ちの選手がグリーンの芝目を慎重に読み、パッティングをする。そして、ボールはするするとカップへ吸い込まれるようにイン!なんて光景をテレビで見たことがある人は多いはず。
入れば天国、逸れたら地獄…とまではいかないまでも、繊細さを必要とするのがパターを使うシーンです。だからこそ、自分のフィーリングにピッタリ合うものを使うことが大切なのです!
そこで、4種類あるパターのタイプを知り、自分に合ったパターを選びましょう。相性が良いパターでラウンドすれば、グリーンにボールが乗ってからのスコアアップも狙えるかもしれませんよ!
パター(PT)とは

出典元:Blogolfer
グリーン上では、パターを使ってボールを転がしカップに入れます。
グリーンにボールが乗ったあとは、カップに沈めるまで、このパターが大活躍するのです。カップインするために使うゴルフクラブは、ルール上制限はありませんが、ローカルルールでパター以外の使用を禁止している場合もあります。
シャフトの長さに特徴があり、長いタイプ(長尺)から短いタイプ、そしてその中間(中尺)といった色々なものがあります。最近では、女子プロでも中尺を使う選手が増えています。
ヘッドの形も個性豊かなので、自分に合ったものを選びましょう。
使用場所:グリーン上、グリーン周り
必要度:◎
おもなパターの種類
パターは4種類あります。
ピンタイプ

出典元:GDO
ヘッドが棒状のパターです。ヘッドの両端の重量が重く、スイートエリアが広いので、ミスを少なくする働きがあります。
ヘッドが小型なので、重さでボールを転がすというよりも自分の感覚(距離感)で転がすといったイメージです。
ヘッドの動きをコントロールして、絶妙なタッチが出せるので、操作性に優れています。
マレットタイプ

出典元:DUNLOP
ヘッドが丸く大きめで、かまぼこ状をしたパターです。(かまぼこ型と呼ばれることもあります。)
重心が深いのでスムーズに動かすことができ、真っすぐ打ち出しやすいと言われてます。なぜなら、重心距離がパターの後ろに置かれているので、ストロークした時にブレが出にくい設計になっているから。さらに、ロングパットの距離も出やすいです。つまり、距離と方向のブレが少ないため、初心者にもピッタリなタイプです。
ネオマレットタイプ

出典元:GDO
マレットタイプの進化型です。マレットタイプと何が違うのかというと、ミスに強く、方向性が出しやすいということです。なぜなら、マレットタイプよりヘッドの形が長方形に近いので、視覚的に構えやすく方向性が出しやすいからです。
また、ピンタイプより、打ったボールがまっすぐ出やすく、ミスの少ない最近人気のパターです。
ただし、ヘッドの形がいびつなので構えたときに違和感を覚える人も。気にならない人であれば、多くのツアープロ(宮里藍さんとか)が使用しているこのタイプ、オススメです。
L字タイプ

出典元:golf-okamura
向きを目標に合わせやすいパターですが、スイートエリアが狭くなっています。
パターの選び方
長さをチェック
まずは長さをチェックします。女性の場合、32インチが標準です。自分で1番振りやすく、目標に合わせやすいものを選びます。
試打してみましょう
ショップにはパターを試打するコーナーがあります。何本か実際にボールを転がしてみましょう。
ボールを打った感触は、メーカーによっても随分違いがあります。
まとめ

出典元:golfwear777
カップに入れるために使うパターは、正確な方向性と距離感が必要になるので、自分のフィーリングにピッタリ合うものを選びましょう。パターに関しては女性用にこだわらず、使いやすいものを選ぶのがオススメ。
グリーンにワンオンし、さぁ、あとはこのパターで決めるのみ!というシーンも、自分に自信を持てるパターがあれば心強くプレーできます。ぜひ、良き相棒となるパターを見つけて、ゴルフをもっとエンジョイしてくださいね!
パット率が上がると、スコアアップという嬉しいオマケつきです。