5とか7とか9とか…色々な数字が入っているクラブ、それはアイアンです。
ゴルフを始めるにあたり買ったキャディバッグにセットされているけれど、実際、この数字の違いってなに?どういうタイミングで使うの?という人もいるのでは。
そこで、おもなアイアンの種類と使い方をご紹介します。ボールを運びたい距離によって使うクラブが変わってくるので、ぜひここは押さえておきましょう。
せっかく持っているアイアンをそのまま眠らせておくのは、宝の持ち腐れになってしまって、もったいないですよ!
アイアン(I)とは
アイアンは、基本的にセットで揃えるクラブで、ヘッドがチタンやステンレス、カーボンファイバーなど様々な素材の金属で作られています。
飛距離を稼ぐというよりは、狙ったところにボールを運ぶためのクラブで、通常は1番手違うと、約10Y(ヤード)=9.144m飛距離が違ってきます。番手の番号が小さいほど、長い距離を打つためにデザインされています。
3種類のカテゴリーと飛距離

出典元:DUNLOP
クラブは、ボールを運びたい距離の長さによって呼び名が違います。呼び名は3種類あり、3~5番を「ロングアイアン」、6~8番を「ミドルアイアン」、9~SWを「ショートアイアン」と呼びます。
ロングアイアン:速いスイングが必要です。長い距離に使います。
ミドルアイアン:シャフトも短く扱いやすいのが特徴。中距離用です。
ショートアイアン:アプローチショットや、短い距離を打つときに使います。
おもなクラブの種類と使い方
それでは、プレー中に使うシーンが異なる3つのクラブを見ていきましょう。
7番アイアン(7I)

出典元:DUNLOP
まずはこのクラブで練習して、アイアンに慣れましょう!
なぜ数あるアイアンの中で7番アイアンかというと、スイング作りに6番か7番がちょうど全クラブの長さの真ん中だからとか、7番アイアンで体の真ん中にボールの位置がくるから、など諸説あります。
ピッチングウェッジ(PW)

出典元:lightinthebox
ロフト(角度)が大きいので、ボールに当てやすいクラブです。ボールを高く上げてグリーンへアプローチしたい場合などに使用します。アイアンでは飛びすぎる!といったシーンで使われることが多いです。
サンドウェッジ(SW)

出典元:atomicgolf
その名の通りサンド=砂なので、バンカー(砂地)に落ちたボールを上げるためのクラブです。もちろんアプローチやそれ以外でも使用できます。
特に深いラフにボールが埋まってしまったときはフェースが寝ている分、球が上に上がりやすいので使い勝手はGOOD。
実は、ゴルフのツアープロの方々は、アプローチショットのほとんどをサンドウェッジ1本でしているそうですよ!
目安飛距離:100Y~220Y
使用場所:ティーグラウンド、フェアウェイ、ラフ、バンカー
必要度: ◎
選ぶときのポイント

出典元:GDO
アイアンは軽くてヘッドが大きいものを選びましょう。女性の場合、腕力がないので、まずはしっかりと振り切れる軽いものを選ぶことが大切。はじめに持ったときは軽いと思っても、コースは18ホールあるので、最後まで体力が持つ程度の重さのアイアンを選ぶのがコツですよ。
まとめ
ロングアイアンは難しいのが玉にキズ。じつは、男性でもロングアイアンは敬遠しがちで、現在では男性用でも5~9番までの5本組が一般的。最近、3番と4番はユーティリティーに取って代られつつあります。
ビギナーは、たくさんあるアイアンをなかなかうまく打ち分けることができないので、最初はひとつ飛ばしの番手があれば十分です。打ちっぱなしやレッスンでしっかり特訓しておきましょう!得意な番手がひとつでもあるとそれが自信に繋がるので、芝の上でも落ち着いてプレーできますよ。