ゴルフでラウンドをするとき、一番緊張する瞬間って、もしかしたらティショットかもしれない!?…と思うのは私だけでしょうか。
例えば、初めまして同士でプレーするときや会社や取引先とのゴルフコンペのとき、「ミスせずにどうか上手く打てますように!」って祈りながらドライバーを振ることってありますよね。後続プレーヤーの目が気になって、変にカッコつけたらOB…チーン。。なんてことも。
でも、ふと立ち止まって考えてみると、ティグラウンドのルールって知らないなぁと思ったんです。今までなんとなくティグラウンドでショットを打ってスタートを切っていたけれど、本当に私ソソウしてないかしら?!と不安になってきたので、今回はティグラウンドのルールについてまとめてみました。
初心者の方もそうでない方も、おさらいしてみてくださいね。スタートからしくじると、その日1日のスコアに影響が出ちゃうかも!?しれませんよ。
ティグラウンド(Tee Ground)とは
ティグラウンド(正しくは、ティイング・グラウンドといいます)は、そのホールのスタート場所です。
ホールのスタート付近に行くと、1段高くなっている場所がティグラウンド!ここで、1打目のボールを打ちます。
ただし!ここで注意しなければならないことがあります。
それは、この1段高くなっている場所が、そのまま全部ティグラウンドとして使用できる訳ではない!というコトなんです。
ティグラウンドの使用できる範囲ってどこまで?
ティグラウンドには、“ティマーカー”と呼ばれる目印が左右に1つずつついています。
ティグラウンドの範囲は、
・この2つのティマーカーの外側を結ぶ線を「間口」
・ティマーカーから後方へクラブ2本分の長さ(2クラブレングス)をとって、これを奥行きとする長方形
の区域内になります。
ちなみに、奥行きを測るためのクラブは、パターでもアイアンでもかまいませんが、一般的にはドライバーで測りますよ。
という訳で、ホールをスタートするとき、プレーヤーはこの区域の中にティアップしなければなりません。
【ゴルフ規則第11条より】
ティアップとティペッグのいろは
ちなみに、“ティアップ”と聞いてピンとこなかった方のために、おさらいをしておきましょう♪ティアップとは、第1打を打つためにボールをティペッグの上にのせることをいいます。
つまり、1打目にかぎっては、プレーヤーはこのようなティペッグという小さな台の上にボールをのせることができるんです。
そしてこの台、どんなものを使おうと自由なのです。必要であれば、高さ50センチのティペッグでも、1メートルのティペッグでも使用することができます。実際のところ、そんなオモシロアイテムを使っている人は見たことありませんが…もしかしたら、どこかに他の人とは違う感性の持ち主もいるかもしれませんね。
また、ティペッグのかわりに地面を高く盛り上げたり(迷惑なのでしないほうが良いと思いますが)、グラウンドのでこぼこをならして、地面にじかにボールを置くこともできます。
つまり、ティアップの方法には制限はない!ということなんです。言い換えれば、ティペッグを使用しても、ボールをじかに地面においてもティアップしたとみなされる、ということなんですよ。
まとめ
知ってるいるようでじつは知らない“ティグラウンド”のルール。
クラブの振り方や飛距離の伸ばし方、スタンスなどは見たり聞いたり学んだりすることもあると思いますが、意外と灯台下暗しではなかったでしょうか?
わたしは、今回まとめていて初めて知ったことが沢山ありましたよ。例えば、ティペッグは自由に選んで良いとか。
大抵ティペッグの長さは、ドライバー用にロングのもの、アイアン用にショートなものを使用している人が多いと思うので、新たな発見でした。というか、50センチもあるティペッグなんて販売しているのかな…。
今後ラウンドに行くときは、ホールのはじめ”ティグラウンド”にも注目してみてくださいね♪