スタートホール。ここはカッコイイところを見せたい!なんて思って大きくクラブを振ったところ…ボールがビューンと飛ぶいい音がするはずが、まさかの空振り!なんてことありませんか?
かくいう私も、、時々あります。後続のプレーヤーさんがいたり初めての方と回るとき、カラダが固くなっていつものようにいかないなんてザラです。メンタル鍛えないとですね。
そんな残念な空振り、じつは1打となるって知ってましたか?友達とラフに回るときは「オーケー、見てないよー」で済んでいるかもしれませんが、きちんとした試合ではしっかり1打カウントなんです。
ということで、今回は正式な場でも恥ずかしくないように、空振りにまつわるゴルフのルールをご紹介したいと思います。
まずは“ストローク”のおはなし
空振りのお話の前に、ストロークについて説明をしておきます。
プレーヤーがボールを打つ意思を持って、クラブを前方に振り出すことを「ストローク」といいます。
空振りだろうとなんだろうと、ボールを打とう!と思ってクラブを振ればストロークとみなされるので、たかが1打、されど1打、いつもの練習を思い出してリラックスして打っていきたいですね。
空振りは1打としてカウント!?
プレーヤーがティグラウンド上でストロークをしたとき、ボールはその瞬間からホールアウトするまで、すべてインプレーのボールになります。
ただし、ボールがOBになった場合や、ルールに従って別のボールに取り替えられた場合は除きますよ。
つまり、ストローク(空振り)した瞬間ボールはインプレーのボールとなるので、残念ながら、空振りは1打となってしまうのです。
プレー中ボールにふれると…
空振りしたはずみで、コロコロとボールがティペッグから落ちてしまったとき、そのボールを手で元の位置に戻してしまうと、更にペナルティが加算されます。
これはティグラウンドに限ったことではないのですが、プレーヤーが(インプレーになった自分のボール)を手でさわったり、拾い上げたり、動かしたりした場合は1打罰になり、さらに、そのボールはもとの位置に戻さなければなりません。
もし、もとの位置に戻さなかった場合は、「誤所からのプレー」(1打罰)となり、ペナルティは計2打になってしまいますよ。
【ゴルフ規則18条②項・20条⑦項】
つまり、
・空振りは1打罰
・ティペッグから転がり落ちたボールを拾うと1打罰
・拾ったボールを転がり落ちた場所から打たず、違う場所(ティペッグの上等)から打つと1打罰
となり、合計3打になってしまいます。
プレー中は、うっかりボールをさわらないように注意ですね!
素振りは1打ではない!?
ただし、素振りの場合は1打になりません。ボールを打つ意思がなければ、それはストロークではないのです。
つまり素振りの場合、ボールはまだインプレーになっていないということですね。
ゴルフのルールは、1人1人のプレーヤーがすべて「正しい申告をするもの」という前提で作られています。
なので、本人が素振りだ!と主張すれば、それがそのまま認められるのもまたゴルフの世界なのです。
ゴルフはその人らしさが出るとよくいいますが、空振りなのに素振りだ!と言い張るような人は、きっと実生活でもコズルイ人なんだろうなぁとか想像しちゃいます。
まとめ
正しいルールを知らないままにプレーしていたら、案外やってしまいそうなペナルティっていくつもありますよね。
カジュアルなメンバーであれば笑って過ごせることも、コンペだったらそうはいきません。やってしまってから「知らなかった」じゃ取り返しがつかないですもんね。
全部のルールを網羅しろ!とはいいませんが(私もまだまだ分からないことだらけだし…)こうして1度でも見聞きした経験があると、プレー中に「あ!このケースは何かあった気が」とアンテナが働くようになるので、ぜひ危機回避アンテナの精度をアップさせてくださいね。
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