2016年1月26日、浅草寺でとある発表会が行われました!
読経も行われたこの発表会、じつは「お寺スイーツの試食会」。このお寺スイーツ、寺院の周辺などで販売されているスイーツのことで、今回、日本最古の巡礼所から大集合したのです。
なぜこのような発表が行われたかというと、「西国三十三所草創1300年記念事業」が、2016年から2020年までの5年間に行われることになったから。
そして2016年4月から、毎月1つの寺院で特別な御朱印をもらうことができるそうです!これは御朱印ファンにはたまらないですよね。
今回は、この新しい企画盛りだくさんの記念イベントの内容をお届けします。
スイーツ試食会が開かれたワケ

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西日本にある最古の巡礼所33の寺院で構成する「西国三十三所」が、2018年に1300年を迎えることを記念し、記念行事の発表会が行われました。これから西国三十三所では、お寺の巡礼にスイーツの食べ歩きをプラスした“スイーツ巡礼”を広げていきたいとのことです。
このユニークな行事、スイーツには目がない!という女性や、子どもがいるファミリーでも気軽に参加できるところが魅力的ですよね。

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西国三十三所札所会の鷲尾 遍隆会長は、「とっつきにくいお寺でも、美味しいものがあることで来ていただいて、良い縁を持って帰っていただいて、それがずーっと広まっていけばいいな」とインタビューで話されていました。
お寺オススメのスイーツたち

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発表会の会場には、京都府の清水寺がオススメする茶団子や、滋賀県の石山寺オススメの餡で餅を包んだ「あも」など、約100点が集まりました。
兵庫県にある圓教寺がオススメするのは「書写千年杉」というバームクーヘン。口に入れた瞬間、まず柚子の香りがフワっとして、さらに外側のアーモンドは食感があるので、いろんな美味しさ&食感が交互にくる、楽しい和風ケーキです。
伝統的な和菓子だけでなく、プリンやロールケーキなどの洋風なスイーツもあるんです!

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参加スイーツには、こちらの画像の「西国三十三所草創1300年記念事業」のロゴが入っているので、見ただけで分かりやすくなっていますよ。
西国三十三所とは

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そもそも、西国三十三所巡り(さいこくさんじゅうさんしょめぐり)というものがあり、日本で最も古い巡礼なのだそうです。
エリアは西国なので、岐阜県、和歌山県、滋賀県、奈良県、京都府、大阪府、兵庫県、の2府5県、33の寺院を巡ります。
みなさんもよくご存じの、四国にある88か所のお寺を巡る“お遍路”の旅と比べると、かなり広い地域にまたがっていることがわかりますよね。
月参り巡礼でレアな御朱印も!?

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2016年4月から、毎月1つの寺院で特別な御朱印をもらうことができるイベントも行われます。当然、月1なのでレア度は高め。御朱印ファンにとっては、たまらない企画ですよね。
また、この記念行事は、石山寺による3月25日の「開白法要」からスタートさせるとのことです。
最後に、浅草寺までやってきた西国33か所のお寺の住職さんたちの読経の様子をどうぞ。
まとめ

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その他にも、各寺院で普段は見られない秘仏・宝物・建物を公開したり(特別拝観)、かつての巡礼(徒歩巡礼)を再現したり、アメリカ人が巡る西国巡礼なんてものも予定されています。
この“アメリカ人が巡る西国巡礼”は、アメリカ出身の僧侶ジェシー・ロバート・ラフィーバーさんがFacebookとTwitterを使い、日本語と英語でつぶやくとのこと。外国人巡礼者向けに御朱印帳も用意してあるとのことで、普段味わうことのできない体験を日本でしたいという外国人にとっては、嬉しい企画ですよね。
スイーツ大好き!という方、今までなかったこの新しいイベントに参加してみるのはいかがですか?各所の美味しいスイーツを味わいながら巡礼めぐりをして、良い縁までGETしちゃうっていうのもアリですよね☆