男子ゴルフの4大メジャー大会とは?日本・世界のトーナメントまとめ

ゴルフマスターズREED ラウンド

2015年、石川遼選手が国内メジャー初制覇を達成!ゴルフ日本シリーズJTカップ最終日の12月6日、後続に5打差をつける最終14アンダーで、今季2勝目をあげました!

 

このところ成績不振とメディアで騒がれていただけに、このまま弾みをつけてアメリカでの活躍も期待したいですよね。

 

と喜びながらも、あれあれ、ちょっと待って。

国内メジャーって?それも4大メジャーってことは、あと3つあるってこと?と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

 

そんな方のために、メジャーについての素朴なハテナを簡単に解説したいと思います。

ゴルフの基礎知識があると、来年からのゴルフ観戦がもっともっと楽しくなりますよ。

 

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国内4大メジャー大会(選手権)とは

現在開催されている国内男子ゴルフのメジャー大会(公式戦)は、以下の4つがあります。

  • 日本プロゴルフ選手権
  • 日本ゴルフツアー選手権
  • 日本オープンゴルフ選手権競技
  • ゴルフ日本シリーズ

 

このうち、「日本プロゴルフ選手権」「日本ゴルフツアー選手権」「日本オープンゴルフ選手権競技」の3つは、「国内三大大会」と呼ばれています。

 

そして、一般的にはこれに民間主催大会である「ゴルフ日本シリーズ」を加えて「4大メジャー大会」といいます。

 

「ゴルフ日本シリーズ」優勝者には3年、その他のメジャー大会優勝者には5年のシード権が与えられます。

 

ちなみに「ゴルフ日本シリーズ」がメジャー大会となる以前の2003年までは、「日本プロゴルフマッチプレー選手権」がメジャー大会でした。

 

日本プロゴルフ選手権大会(日本プロ)

日本最古の歴史と伝統を誇る大会。

1926年に大阪毎日新聞社主催の「全日本ゴルフ・プロフェッショナル卅六ホール・メダルプレー争覇戦」として創設され、当初はなんと6人だけで大阪府茨木市の茨木カンツリー倶楽部で行われました。

 

毎年5~7月頃に開催されます。

2016年、2017年は5月開催でしたが、2019年は7月4~7日開催となるようです。

 

こちらの大会は、毎年 都道府県とゴルフ場を変えて行う「サーキットトーナメント方式」を採用しています。

 

2010年から7年間は冠協賛社として日清食品が就いていたので、「日本プロゴルフ選手権大会・日清カップヌードル杯」という名で開催されていました。

当時、各ホールのティーマークはカップヌードルをかたどったものに付け替えられていたとか。

 

また、やはりといった感じですが、優勝者には副賞としてカップヌードル10年分(3650杯)が贈呈されていました。

どんなにカップヌードル好きだったとしても、さすがに食べきれない数ですよね、、苦笑

 

2018年現在、賞金総額1億5,000万円、優勝賞金3,000万円。

 

こちらの大会からラリー・モンテス、戸田藤一郎、青木功、尾崎将司、中嶋常幸、デビッド・イシイ、倉本昌弘、丸山茂樹、片山晋呉などなど…

日本のゴルフ界をリードした名選手が沢山輩出され、名実ともに日本プロゴルフ界の頂点を極めるビッグトーナメントとなっています。

 

日本ゴルフツアー選手権(ツアー選手権)

2000年に創設された、メジャートーナメントの中で最も新しい大会です。

第1回大会では度重なる落雷の影響で試合がたびたび中断し、日没のためサスペンデッドになるというハプニングもありました。

 

当初はイーヤマがオフィシャルスポンサーでしたが、2003年からは森ビルがトーナメントスポンサー(特別協賛社)になりました。

 

森ビルは2018年まで特別協賛を続け、さらに2014年の大会から「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」という名称で開催することを発表し、現在に至っています。

 

以前は6月末~7月初旬に開催していましたが、2009年からは1ヶ月ほど早い6月初旬の開催となっています。

 

2018年現在、賞金総額1億5,000万円、優勝賞金3,000万円。

 

現地では、大好評の観戦バスツアーが開催されています。

このツアーに参加すると、一般ギャラリーが入れないクラブハウスへの入場が可能に。

また、選手と同じようにレストランでゆっくり食事を楽しんだり、化粧室の利用もできます。

 

2018年は「プロによる見方&見所レクチャー付」で大会のトリビア情報を聞くことができ、参加者のみなさまも大満足の内容だったようです。

 

日本オープンゴルフ選手権(日本OP)

日本ゴルフ協会(JGA)主催で、毎年10月に開催される大会です。

 

日本のトッププロ&トップアマチュアが出場し、日本プロゴルフ選手権と並ぶビッグイベント!

大会は毎年 開催する都道府県を変えて行われ、出場選手の数は最大120名となっています。

 

そして、凄いのが賞金総額です。

1996年~2005年大会までの賞金総額は1億2,000万円、優勝賞金は2,400万円でした。

 

しかし、2006年大会からは賞金が大幅UP!

2018現在、賞金総額2億円、優勝賞金は約1.6倍の4,000万円となっています。

 

優勝選手にはスーツでお馴染みのAOKIからチャンピオンブレザーが提供されます。

また、JGAオープン杯、NHK杯、内閣総理大臣杯が授与されるほか、副賞としてJGAオフィシャルスポンサーNECよりパソコン、さらに5年間の無条件シード権が与えられます。

またローアマチュアにはボビー・ジョーンズ杯が贈られます。

 

ゴルフ日本シリーズ(日本シリーズ)

2017日本シリーズJTカップ 宮里優作

出典元:JT

その年の日本ゴルフツアー公認トーナメントの優勝者や、賞金ランキング上位者など、年間を通して優れた活躍をしたプロゴルファーに出場資格が与えられる「ゴルフ日本一決定戦」という位置づけの大会です。

 

以前はアマチュア選手除外の規定が存在していましたが、2007年日本ゴルフツアー機構(JGTO)の理事会で規定は削除され、アマチュア選手も参戦可能となりました。

 

これは、史上最年少でツアーを優勝した、当時高校生でアマチュアだった石川遼選手の影響なのでは、といわれています。

 

通常、メジャートーナメントはサーキット形式(毎年、開催都道府県・ゴルフ場を変えて転催すること)を取り入れています。

 

しかし、こちらの大会は日本ゴルフツアー選手権と同様に、事実上会場固定で開催されています。

というのも第32回(1995年)から、「東京よみうりカントリークラブ」のみで毎年開かれているのです。

 

 

4大メジャー大会とは

まさに世界中のプロゴルファー(ゴルファー)がそのタイトルを手中に収めることを目標とする大会です。

 

現在開催されている男子ゴルフのメジャー大会は、以下の4つがあります。

  • マスターズ
  • 全米オープン
  • 全英オープン
  • 全米プロゴルフ

 

それでは4大メジャー大会とはどのようなものなのか見ていきましょう。

 

マスターズ・トーナメント

招待資格を満たす名手(マスター)しか出場できない大会で、「ゴルフの祭典」として敬愛されているのがこちらの選手権。

 

というのも、出場選手は前年度の世界各地で行われたツアーの賞金ランキング上位者や、メジャー優勝者という、まさしくトップ選手たちで競われる大会だからです。

 

毎年4月の第2週目の日曜日を最終日として、アメリカのジョージア州にある「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」で開催されています。

じつは、他のメジャーは毎回開催コースが異なりますが、毎年同じコースで開催されるのは、この大会のみなのです。

 

「オーガスタのグリーンには“魔女”が棲(す)む」

 

というフレーズをお聞きになったことがある方もいらっしゃるのでないでしょうか?

こちらのコースはとりわけグリーンの難度が高いので、よくそう言われているのです。

 

更にINコースの11番・12番・13番の3つのホールに至っては、別名「アーメンコーナー」と言われて恐れられています。

神に祈りたくなるほどのコース、、ということなのでしょうかね。汗

 

優勝賞金は開幕当初は特に定めずスタートし、3日間の入場収入などを基に決定します。

そして優勝者には優勝賞金に加えてグリーン・ジャケットが贈られ、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの名誉会員となり、当大会への生涯出場権が与えられます。

 

こちらの大会には毎年恒例の面白いイベントがあります。

「パー3コンテスト」というもので、1960年から本戦の前日の水曜日に開催されています。

 

オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブに隣接する9ホール(パー27)の特設コースで行われ、歴代の最少スコアは19。

過去の優勝者にはサム・スニード(1960年・1974年)、アーノルド・パーマー(1967年)、青木功(1975年・1981年)、トム・ワトソン(1982年・2018年)、中嶋常幸(1988年)、ビジェイ・シン(1994年)などがいます。

 

出場する選手の子供たちがキャディーを務めるなど、なんとも和やかな雰囲気で行われる伝統のイベントです。

 

しかし、ここにも恐ろしいジンクスが。。

「パー3コンテスト」で優勝すると、その年の本選では優勝できないというのです。

 

ちなみに2017年は雨のため初めて中止されたので、その年の出場者はホッと胸をなでおろしたかもしれませんね。笑

 

全米オープン選手権(全米オープン)

こちらの選手権には、アメリカ国内の各地をはじめ日本やイギリスで予選会があり、最終予選を通過した選手たちが出場資格を得られることから「オープン」と呼ばれています。

 

他のトーナメントは、派手なバーディーを取り合うエンターテイメント性を否定することはなく、ミスをその後に取り返すことをOKとしています。

しかし、全米オープンは選手にひたすらパーを積み重ねることを要求するといった特徴があります。

 

全米オープンの開催コースは、大会の5年以上も前から定められ、それに合わせてコース設定を調整していきます。

また、セッティングも非常に深いラフと狭いフェアウェイで選手泣かせであり、近年では優勝スコアをイーブンパーと想定してコースを作っています。

ゆえに忍耐力が試される、世界で最も難しい大会といわれています。

 

毎年6月中旬に行われ、会場となるコースは毎年変わります。

大会の順延がない限り父の日(6月の第3日曜日)を最終日として開催されています。

 

日本では単に「全米オープン」と呼ばれる事が多いこちらの大会。

2018年現在、賞金総額1,200万ドル、優勝賞金216万ドルで世界最高額のゴルフトーナメントです。

 

ちなみに…

2015年に初出場を果たした松山秀樹さんは、10位タイという成績を収めています。

 

全英オープン(オープン選手権)

メジャーの中で最も歴史と権威のある大会。

正式名称は「The Open Championship」であり”全英”や”ゴルフ”という表現は含まれないのですが、イギリス以外では「全英オープン」とも呼ばれている選手権です。

 

毎年開催する地区を変えて行われていますが、1990年以降、5年に1回はみなさんご存知のゴルフの聖地「セント・アンドリュース」で開催されることが慣例になっています。

 

現在、全英オープンは以下のコースの持ち回りで開催されています。

  • セント・アンドリュース オールドコース
  • カーヌスティ
  • ロイヤルトルーン
  • ロイヤルバーグデール
  • ロイヤルリザム&セントアンズ
  • ロイヤルリバプール
  • ロイヤルセントジョージス
  • ロイヤルポートラッシュ(2019年開催からローテーションに復帰予定)

 

毎年7月中旬に開催され、2015年のセント・アンドリュースでの大会は、強風の中松岡修造さんが小声でレポートしていたのが印象的でした。

 

またイギリスの社交界では、テニスの「ウィンブルドン選手権」、競馬の「ロイヤルアスコット開催」、レガッタの「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」と並び、夏の最高峰のスポーツとして知られています。

 

「イギリス」「社交界」と聞くと、ゴルフはやはり紳士淑女のスポーツなんだということが分かりますね。

 

全英オープンの最大の特徴は、「あるがままの自然の状態」です。

普段のツアーで使われる、アメリカ的な人の手を加えて作り上げられたゴルフコースとは全く異なり、ゴルフの歴史的な原点に立ち返った、人の手を加えないリンクスコースとなっています。

 

2018年現在、賞金総額1,025万ドル、優勝賞金184.5万ドル。

 

他のメジャー大会に比べて、日本選手で出場する人数が多いのも全英オープンの特徴です。

 

全米プロゴルフ選手権(PGA選手権)

世界一のゴルファーを決める大会。

8月中旬、アメリカで毎年地区を変えて行うサーキット方式で開催されていました。

 

・・・「いました」と過去形になっているということは、勘の良い方はお気づきかもしれませんが、

じつは全米ゴルフ協会(PGA)は、2018年7月10日に、2019年の大会から5月に開催時期を変更することを発表しました。

 

ということで、前述の全英オープンが2019年からはメジャー最終戦になります。

 

2018年現在、賞金総額1,100万ドル、優勝賞金198万ドル。

選手権の優勝者には、創立者のロッドマン・ワナメーカーを冠にした「ロッドマン・ワナメーカー・トロフィー」が授与されます。

 

また、優勝選手には5年間のPGAツアーシード権が与えられています。

なお1970年までは永久シードが付与されていました。

 

オフィシャルタイムキーパーとして、2011年から11年間オメガが採用されており、他の3つのメジャー大会はロレックスが担当しています。

出場選手だけでなく、タイムキーパーもとてもゴージャスな大会です!

 

おまけ ~グランドスラム~

タイガー・ウッズ

「マスターズ」「全米オープン」「全英オープン」「全米プロ」のメジャー4大タイトルを制覇することを「グランドスラム」といい、達成者は「グランドスラマー」と呼ばれ賞賛されます。

 

これまで男子は

  • ジーン・サラゼン
  • ベン・ホーガン
  • ゲーリー・プレーヤー
  • ジャック・ニクラウス
  • タイガー・ウッズ

の5人が偉業を成し遂げていますが、年間グランドスラムは、まだ誰も達成していません。

 

現在では、「ロリー・マキロイ」が史上6人目のグランドスラムを達成できるのかどうか?というところが、ゴルフ観戦の楽しみの1つですね。

 

追記

上記は最初に投稿した2015年頃のお話です。

そして、2018年現在もグランドスラムを成し遂げたのは5人のままです。

 

ちなみに、タイガー・ウッズが2000年の全米オープンから2001年のマスターズまで、メジャー選手権4連覇を達成した時、これを「グランドスラム」と認定するかどうか?というところでマスメディアの間に論争がありました。

 

前人未踏の偉業ではあるものの、この「2年にまたがる」記録は結局グランドスラムとは認定されず、「タイガースラム」と呼ばれることに。

 

個人的には、自分の名前が冠になるというのもかなりの偉業なので、それはそれでアリなんではないかと思っていたりします。

 

まとめ

国内メジャー初Vの石川遼選手の今週のテーマは、「1ショット 1ショット ちゅうちょしないで思い切り振る」ことだったそうです。

ゴルフはメンタルのスポーツだとよく言われますが、心の弱さを払しょくしての優勝は、本当にお見事ですよね。

 

また、ファン投票で9年連続1位を獲得するなど、遼くんの人気っぷりもまだまだ冷めていない模様。

とはいえ、この9年間、遼くんの順位を脅かす人気選手が出てこなかったというのも1つの事実。。
今年2位となった池田勇太選手とは、得票数に倍近い差がついたとか!?

 

観戦に行ったり、賞金ランキングに注目してみたり、ファン投票に自分も参加してみたり、色々な側面からどんどんゴルフを楽しんでいきましょう!

 

ちなみに…
2015年度のMIP(Most Impressive Player)賞 上位5位(投票総数6755票)は以下のとおりです。

1位 石川遼   1442票
2位 池田勇太  787票
3位 小平智   591票
4位 宮里優作  421票
5位 片山晋呉  406票

 

追記

2016年度のMIP(Most Impressive Player)賞ですが、栄えある1位は池田勇太選手でした!

プロ10年目の節目の年に、賞金王や最優秀選手賞など7つの冠を受賞しています。

 

そして、2017年度はどうたったかというと…

見つかりませんでした。。泣

MIP(Most Impressive Player)賞はやめてしまったんでしょうか。。

 

とはいえ、賞金ランキング賞や最優秀選手賞など5冠を果たした宮里優作選手もさすがです。

 

「2017年度 ジャパンゴルフツアー表彰式」の前日に妹の宮里藍さんと食事をしたという宮里プロ。

「“宮里家の誇り”と言ってもらった」

と話されていましたが、兄弟の仲の良さも垣間見ることができ親近感が湧きますよね。今後の活躍に益々期待大です。

 

女子ゴルフ4大・5大メジャー大会とは?日本・世界のトーナメントまとめ