ゴルフでは、ロング、ミドル、ショートの各ホールにはそれぞれに合わせた基準打数(ボールをカップに入れるまでの打数)があり、この打数のことをパー(Par)と呼びます。
テレビなどでよく聞くパーセーブは、基準打数でそのホールを終えることで、パーを守ったという意味合いで使われますが、じつはこのパーセーブは和製英語。海外では使われない言い回しなんです!
今回は、そんなパーより少ない打数や多い打数で終了(ホールアウト)したときの呼び方をご紹介。ゴルフを始めたばかりのビギナーさんは、コースに出る前にしっかり覚えておきましょう!
バーディ

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パーより1打少ない数でホールアウトした場合を、バーディ(小鳥という意味)といいます。ロングホールは4打、ミドルホールは3打、ショートホールは2打でそれぞれホールアウトすればバーディとなります!
ちなみに、アンダーパーの呼ばれ方は、いずれも鳥をモチーフにした呼ばれ方をするのが一般的です。
イーグル
パーよりも2打少ない数でホールアウトした場合を、イーグル(ワシという意味)といいます。ロングホールを3打(2オン、1パットなど)でホールアウトするケースが多いですが、ミドルホールを2打でホールアウトしてもイーグルとなります。
アルバトロス
パーより3打少ない数でホールアウトした場合を、アルバトロス(アホウドリという意味)といいます。ロングホールを2打でホールアウトすることを指します。とはいえ、ホールインワンと同じく、出すのがとても難しいとされているもので、ロングヒッターでないとまず現実不可能…な初心者にとっては未知の世界。別名、ダブルイーグルとも呼ばれます。
ホールインワン

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ご存知の方も多いと思いますが、ショートホール(短めのミドルホールでも)を1打でホールアウトした場合をいいます。ティショットが直接カップインすることで、エースをいう別名もあります。
ボギー
ここからは、パーよりも多い打数で終了したときの呼び方です。
ボギーは、パーよりも1打多い数でホールアウトした場合をいいます。規定打数に関係なく、1打多い打数でホールアウトすれば、いずれもボギーとなりますよ。
ダブルボギー
パーよりも2打多い数でホールアウトした場合をいいます。時々「ダボ」というフレーズを聞くこともあると思いますが、これはダブルボギーの略のことです。
トリプルボギー

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パーよりも3打多い数でホールアウトした場合をいいます。ちなみに、ここまでは知っているという人も多いのですが、これより打数が増えた場合の呼び方を知らない人もいるのでご紹介。4打でクォドループル ボギー、5打でクインテュープル ボギーといいますよ。
ダブルパー
パーの2倍の打数でホールアウトした場合をいいます。
この辺りまでくるとテンションがガタ落ちしてヤケになってきてしまいますが、初心者のうちはしょうがない!気を落とさず前向きにプレーしましょう!気持ちの持ちようで、スコアも随分変わってきますよ。
豆知識
ショートホール

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250ヤード以下(女性の場合は210ヤード以下)のホールをショートホールといいます。パーは3、1打でグリーンに乗せ、2パットでホールアウトするのが基本。初心者にとって、最もパーがとりやすいホールです。飛距離が出にくい女性でも、男性と変わらない、もしくは良いスコアがとれるチャンス!
ミドルホール
251~470ヤードまでのホールをミドルホールといいます。パーは4、2打でグリーンに乗せ、2パットでホールアウトするのが基準。女性の場合は、211~400ヤードまでがミドルホールとなります。
ロングホール
ロングホールとは、ティグラウンドからグリーンまでの距離が471ヤード以上あるホールのことをいいます。パーは5(まれに6のときも)、ティグラウンドから3打でグリーンに乗せ、2回のパットでホールアウトすることを基準としたホール。なお、女性の場合は401~575ヤードがパー5となり、576ヤード以上はパー6となります。
まとめ

出典元:golf_human
じつは、ロング、ミドル、ショートというホールの呼び名は日本独特のもので、海外ではそれぞれ、パー5、パー4、パー3のホールと呼ぶそうです。アタマの隅に残しておくと、海外ゴルフのときや小ネタとして役に立つかも!?
テレビのゴルフ中継や雑誌などで、よく見聞きするスコアの数え方。プレーをする上で当たり前のことなんだけれど、なんとなく知ってるつもり、今さら人に聞けない…なんて人もチラホラいるのでは?そんなときは、こっそりこのページを参考にしてみてくださいね。サクっと読んで知ってしまえば、堂々とスコアを数えられますよ!