キャディバッグにお気に入りのクラブを詰めてラウンドに来たはいいけど、スタート時のクラブって何本携帯できるか知ってますか?
じつは、本数は「14本まで」と定められているんです。
お恥ずかしながら、クラブを14本も持っていない私は、今まで本数なんて気にすることもなかったのですが、たしかに、何本持ってプレーしたらいいのか知らなかったなぁと思い、ちょっと調べてみました。
そしたら、14本になった面白エピソードまで発掘できちゃったので、今回はラウンドのときのクラブにまつわる豆知識とあわせて、みなさんにお届けしたいと思います。
ちょっとしたゴルフ秘話は、ゴルフのときの話しの種にもなるので、知ってて損なし!ですよ。
クラブの本数は14本以内!
楽しいラウンドのスタート!…とその前に、気をつけなければならないのは、正規のラウンドをプレーするとき、プレーヤーが携帯できるクラブの本数は「14本以内」だということです。
たとえばラウンドの日、ゴルフ場に持ってきたクラブの本数が、ウッドとアイアンを合わせて16本だったとします。
そして、そのまま規定の14本より2本多い16本でコースに出てしまうと、2打罰となってしまうのです!
もちろん、こんなところでの2打罰は避けたいですよね。クラブが14本以上ある方は、持っていく本数確認はしっかりお忘れなくでお願いしますね。
14本未満のときは補完できる?
プレーヤーがクラブを14本未満でスタートしたときは、合計して14本になるまで何本でも補完することができます。
たとえば10本でスタートしたとすると、プレー中でもあと4本クラブを補完することができちゃいます。
しかし、14本の限度いっぱいでスタートしたときは、補完も取り替えもいっさい出来ないので、ご注意を。
上記を考えると、14本のフル装備でスタートする場合って、なんだか背水の陣って感じもしますね。
こんなケース、要注意
たとえば、14本の限度いっぱいでスタートした芝子ちゃん。
バーディーチャンスのパットがうまくいかなかったので癇癪を起こし、あろうことかパターを地面に叩きつけたら、なんと!パターが折れちゃった!なんてケース。(…そんなこと、そうそう無いとは思いますがw)
スタートのとき、いったん携帯したゴルフクラブは、通常のプレーによって損傷したものでない限り、補完・取り替え・修理することはできません。
そして、自分のクラブが無いからといって、コースのプレー中、プレーヤーは同伴競技者からクラブを借りることはNGです。
ということは、芝子ちゃんは残りのホール、ドライバーかロングアイアンでパッティングしなくてはならなくなります。こんなんじゃ、身から出た錆とはいえ、トホホなラウンドになってしまいますよね。。
そして、以上の規定に違反したプレーヤーは、そのホールごとに2打罰のペナルティが科せらてしまいます。【ゴルフ規則4条】ちなみに、1ラウンドの最高限度は4打罰ですよ~。
まとめ~14本の謎の答え~
ところで、“なぜ14本になったのか!?”ですが、諸説ある中のひとつを紹介すると、「スコットランドのキャディーさんの労働組合からのクレームが発端!」というものがあります。
昔、クラブの本数が制限されていなかった頃は、何十本ものクラブでプレーする人も多かったんだとか。中にはリヤカーにクラブを積んで、それをキャディさんに引かせるゴルファーまでいたそうです。キャディさんも堪ったものではないですよね!
そこで、改善の申し出が英国ゴルフ協会(R&A)に届けられたそうです。協会は、実際にクラブが最低どれくらい必要なのかを調査し、1ラウンドに必要な本数は13本という結論を出しました。が、13という数字は不吉だということで、1本プラスして14本になったそうです。
へぇぇぇなお話ですよね。そして案外適当w
ゴルフにまつわるこんなお話も、たまにはしてみてると面白いと思うので、ぜひぜひどこかのタイミングで使ってみてくださいね♪